本サイトはプロモーションが含まれています

プラスチックの黄ばみは白くなるのか?経年劣化で変色した「くすぐりエルモ」復活劇!

PR
くすぐりエルモ

セサミストリートの赤いモンスター、エルモ大好きメロディカ子です。

つい先日、家の納戸から「くすぐりエルモ」という、当時一世風靡した動くおもちゃが発掘されました。

くすぐりエルモ

引っ張り出されたのは、くすぐりエルモ10周年記念に発売された くすぐりエルモX
エルモが笑いながら転げ回って自分で起き上がるギミックが日本でも大ブームになった、2006年頃に発売されたレア物です。

とはいっても、コレクションとして購入したアイテムではなく、いわゆる展示品としてバリバリに活躍していた子です。
動きまくってお務めされた後は、今まで10数年間じっと暗い箱の中で眠っておりました。
そして今更になって箱から呼び起こしてみると、どうも以前と様子が違う!

目玉が黄色い!

本来であれば、白い目玉のプラスチック素材が見事に黄ばんでいます。
箱に大事にしまってあったので、外側に付着した汚れではなく、経年劣化によるプラスチックの変色と思われます。

いや、そんな目して見つめないでよ。

そんなわけで、この目玉の黄ばみが落ちるのかどうか色々と検証してみました。

今回試した方法はこの2種類

メラミンスポンジで擦る方法

プラスチックの黄ばみの落とし方で検索してみると、一番カンタンそうだったのがメラミンスポンジで落とす方法。

使い方は通常のメラミンスポンジでのお掃除と同じように、メラミンスポンジを水で濡らして擦る方法。

ただし、メラミンスポンジは研磨作用が高いため、プラスチックの表面に細かな傷ができるのを覚悟して行わなければなりません。
万が一この記事を参考にしてプラ黄ばみのお掃除を検討されている方は、ユアマイスターさんの記事を参考にして、最初はウェットティッシュなどで拭き掃除をしてみてください。

結果

メラミンスポンジの研磨では全く落ちませんでした。
薄くもならないくらいに惨敗です。

上記のユアマイスターさんの記事でも取り上げられているように、メラミンスポンジで有効なのはタバコのヤニや食べ物による原因の黄ばみ汚れ。
要は表面上についている黄色い汚れをこすり落としていく感じなので、どうも目玉の樹脂部分そのものが変色しているウチのエルモの目玉には効果がなかったようです。

メラミンスポンジはカットしてあるタイプがおすすめ
お掃除の定番「激落ちくん」の大容量タイプ。使いやすいカット済みです。水をつけて軽くこするだけで汚れが簡単に落とせます。

除光液+メラミンスポンジで落とす方法

いろんな方法がある中で、ネイルリムーバーいわゆる除光液を使う方法があるのですが、実はかなり諸刃の剣と言いますか、黄ばみは取れるんだけど元々の着色部分も取れちゃうというのが難点みたいです。
でもこれを試します。

ハイターなどの漂白剤を使う方法もあったのですが、先ほども紹介したユアマイスターさんの記事に、漂白剤で黄ばみをとるには日光に当てて1週間程度待つと書いてあったので、めんどくさいなと思ってしまいました。

使用するのはセブンイレブンで買ったまま、使う機会がなく家に眠っていたパラドゥのネイルポリッシュリムーバー。

ラメ入りネイルもサッと落とせる除光液で保湿成分ホホバオイル配合。
しかし一度も使ったことがないのでその威力はわかりません。
なんせアテンションシールが貼られたままの状態。
エルモも不安そうです。

パラドゥ ネイルポリッシュリムーバー

先ほども使ったメラミンスポンジを、今度は水に濡らさずに除光液を染み込ませて変色部分を軽く擦ってみます。

予想していた以上に黄ばみがスルっと落ちました。
さすがラメ入りネイルもサッと落とせる除光液。

しかし、注意事項にもあったように黒目の部分に差し掛かると元の黒い塗装が溶け出してきたようで、メラミンスポンジに黒色が付着しはじめました。

が、しかし、やはり黒目の塗装されていた部分まで剥がれてしまう模様。

黒目をマスキングテープで養生しようかとも思ったんですが、紙素材のマステは除光液を吸ってしまって結局黒目の色が溶け出すんじゃないかと予想し、もう剥がれた部分は後で塗ればいいやという覚悟でこのまま黄ばみ落としを続行。

手先が器用な方はセロテープのような液剤を吸い込まないテープを丸くカットして使う手もありそうだけど、大体に私はこういう事をすると失敗するので試しませんでした。

細い筆に除光液を染み込ませて細かく塗ってみるのはどうかと思い試してみましたが、こちは黄ばみが取れず。
どうも除光液+メラミンスポンジが効果的なようです。

幸いなことにメラミンスポンジは自由にカット出来るので、手に持ちやすいように小さくカットして使いました。

除光液は塗装が「剥げる」というよりは「溶ける」といった感覚が近いので、液剤が黒い塗装に触れると白目部分に黒色が滲んで広がってしまいます。
黒目付近の黄ばみをとる際には、なるべく白い部分へ滲まないように黒目に向かって拭いていくのがコツです。

黒色が溶け出すので、にじみを白目に広げないように黒目に向かって拭いていくのがコツ

除光液の匂いと格闘しつつ、なんとか片目は白さを取り戻しました。

片目が白くなったエルモ

結果

作業時間は、手順の写真を撮ったり筆をためしてみたりと寄り道しながらでも20分程で完了。
すごく簡単にスルスルと黄ばみが落ちていきます。
プラスチックの地が剥き出しになってもかまわない場合は、この方法が一番カンタンかもしれません。

黄ばみを落とした白目部分は、最初に施されていたクリア樹脂の塗装も取れてしまったようで、ピンポン玉のようなサラっとしたマットな質感に変わりました。
どうやらこの仕上げのコーティング素材が変色してしまったようですね。

今回は土台のプラスチック素材が白色だったため、除光液でコーティングを取り除いても思い通りの色になりましたが、土台のプラスチックが希望するカラーではない場合やコーティング自体にカラーが付いている場合は、この方法はおすすめできません。

目玉以外は毛足の長いぬいぐるみなのでメラミンスポンジの残骸が絡まって付着しています。
あとでガムテープかなんかでパンパンして取り除きます。

反対側の目玉も同じように黄ばみを拭き取り、除光液が触れて色が落ちてしまった黒目は油性マジックで塗ってしまいます。

プラモデルの塗装やら、こういった事が得意な方はもうちょっと適切な塗り方や塗料をご存知かと思いますが、私はフリーハンドでマッキー塗りです。

1本で細・極細書き両用が使える便利な油性インクマーカー。12色セット。速乾性・耐水性で、紙・布・木・ダンボール・ガラス・プラスチック・金属・ビニール類などに幅広く利用できる。

そんなわけで、細かい部分は黄ばみがあるものの、ぱっと見は可愛いエルモに復活しました!

足腰も丈夫で、10年以上経過したのにちゃんと自立します。

この記事では2種類の方法しか紹介していませんが、冒頭から紹介しているユアマイスターさんの記事では、いろんなタイプの黄ばみ落としの方法や注意点などが細かく書かれています。
良かったら参考にしてみてください。

ハウスクリーニングはプロにおまかせ!【ユアマイスター】
タイトルとURLをコピーしました